内蔵PC98X1が故障した日本電子製ESR分光計(TEシリーズ)を、安価なWindowsPCおよび当社製ソフトウェアWIN-RADと当社が開発した専用インターフェースBOXを用いて復活させます。
WIN-RADを導入するため、そのコンポーネントや関連ソフトウェアを組み込むことによりユーザーが希望する任意の高度なESR解析環境が手に入ります。
日本電子製ESR分光計TEシリーズの従来の構成は上図のようになっていますが、ユーザーインターフェースのすべてを担っている内蔵PC98X1の故障によって使用不能に陥ります。そして、PC98X1は大昔に販売が終了しているため正規の方法で入手することができません。
そこで、当社では従来の構成の内、褐色の点線内を右側のような当社が開発したGigatec TE-Interface Boxと安価なWindows
PC(A/D変換器を装備したもの)に置き換えることによりTEを復活させます。
本システムではソフトウェアとして必ずWIN-RADを必要とします。従って、現在ESPRIT WorkStationやその他のデータ処理システムがない場合は、このシステム導入によりインテリジェントなデータ解析システムに進化します。尚、既にWIN-RADを導入済みの場合、ソフトウェア的にはJEOL測定コンポーネントをTE測定コンポーネントに変更するだけで機能するようになりますので、WIN-RADをお持ちでない場合と比較して安価に本システムを導入することができます。
タッチパネルが故障し当社のタッチパネルレスシステムを導入する必要が生じた場合、同時にWIN-RADを導入することを考えたり将来的な内蔵PC98X1の故障問題を回避するには、最初からPC98レスシステムを導入する方が得策です。