最初のページの様に作成した基板に♀のコネクタ、対応する母基板に♂のコネクタを付ける(PIC24モジュールを取り外し可能に)(図3-1)。母基板裏にLEDを接続する(図3-2。ピン配置に関してはオプティマイズさんのHPを参照のこと)。最近のLSIのI/Oポートピンは過大な負荷から自身を守る対策がなされているので、LEDのカソードをGND、アノードをPort E4に直接接続しても問題なさそうだが、回路を作る者の作法として常に負荷を意識し電流制限抵抗Rを付けよう。汎用LEDは10mA程度流せば光るので、その程度の電流が流れるように抵抗Rを決めて直列に接続する(図3-3)。R=(VDD[V]-VF[V])/0.01 [Ω]で、VDD=3.3V、VF=1.7VとするとR=160Ωとなる。VF(LEDの順方向電圧)は自分でテスタで測定すること。図3-2では240Ωの抵抗がついているがその辺は適当。
現在Windows10環境での書き込み方法を模索中。判明するまでは、Windows XP環境でのオプティマイズさんの方法で書き込む。
【方法】
1.オプティマイズさんのHPからPIC24用のDriverとToolをダウンロードし、Windows XP環境の適当なフォルダ(ここではC:\Toolsとする)に展開しておく。
2.前ページでビルドに成功していると、..\LEDBlink.X\dist\default\productionフォルダにLEDBlink.X.production.hexというファイルが生成されている。それをC:\Toolsにコピーし、blink.hexに改名しておく。
3.PIC24モジュールのVSSとPGDをジャンパで結合し、USBケーブルでPCと接続する。
4.ドライバの要求がなされたら、C:\Toolsフォルダを当ててドライバをインストールする。
5.コマンドプロンプトを表示して、cd C:\ToolsでC:\Toolsに移動してから、pic24wr blink.hexを実行する。
→ すると、LEDが点滅するはず。USBケーブルを外したのち、3.で結合したジャンパを外して再度USBケーブルを接続する(これは5Vを供給するという意味しかない)と、やはりLEDが点滅する。別途5Vを用意さえすればPIC24モジュールをスタンドアロンで動作できる環境が整ったことになる。
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